ウォーターレベルセンサーから、水漏れします。
FD3Sのウォーターレベルセンサーは、プラスチック製です。特に車輌側に問題がなければ、何ら問題が発生する事はありません。(ごく稀にトラブルが発生することはあります。)
しかし、例えば、ナンバープレートを下げてしまったり、デザイン優先でエア開口部が小さ過ぎるエアロパーツを付けたりした場合に、トラブル発生の頻度は、加速度的に上昇します。(→意地の悪い私は、それはそのユーザーが自分で招いたトラブルだから、仕方がない!と言い切ってしまいますが・・)
エアの開口部を小さくする事で、クルマは常にオーバーヒート気味になります。そうなると弱い所に水圧が集中します。その一つがウォーターレベルセンサーです。
少し話はずれてしまいますが、よく「FD3Sのラジエターキャップが弱い!」と詠って(?)いるショップや雑誌などを見掛けますが、自分で、しょうもない(!)エアロを付けておいて、クルマのせいにする事は私は絶対に許しません!!
しかし、こんな事例は山程あります。
チューニング方法自体が間違っているのに平気でクルマのせいにして、おまけに’そのトラブルを押さえるためにと’もっともらしい理由で更にしょうもない商品を売り付ける!・・なんて”あこぎ”な商売でしょう。
このホームページのファン(?)の皆さんは、まさかそんな馬鹿な商品を買ってはいませんよね?(→あこぎなメーカー、商品は真実の扉に・・??)
話を元に戻しましょう。ウォーターレベルセンサーの破損状態は写真のようになります。
ほとんどの場合、ネジ部の根元付近で折れてしまいます。
写真の例では、完全にねじ切れてしまっていますが、この前にひびが入ると漏れ始めます。
しかし、初めの内は観察力のある人でも、なかなか気が付きません。
漏れても、熱のせいですぐに蒸発してしまい、水が漏れているとは見えないのです。
その時に気が付くコツは、ウォーターホースの部分に少し緑色した白いシミが付いているかどうかを見つける事です。
しかし、放っておいても気にする人はその内、気が付きます。
やけに暑い、エアコンが効かないのです。(→気が付かない人もかなりいますが・・)
早めに水漏れのトラブルを発見する方法は、別のページで見てください。
修理は、必ず、センサーを新品、ガスケットも新品にする事です。しかし、最近のガスケットは、シリコン製ですから、締め過ぎは要注意です。また、センサーはプラスチック製ですから、これも締め過ぎれば簡単に破損してしまいます。
コツは、弱めに締め付けておいて、2〜3日後に少し増し締めする。その後漏れがないかを注意深く観察し、もし漏れがあれば、更に締め付ける。
でも決して締め付け過ぎない事が重要です。
念のために言っておくと、もしこのホームページを見て、自分のクルマを見て、運悪く水漏れを発見した時に、新品に交換しないで増し締めで修理しようとしない事です。
漏れていると言う事は、既にひびが入り始めているのでそこで増し締めすると、100%完全破損になってじゃじゃ漏れになってしまいます。注意!注意!