水漏れしていませんか?
あなたのクルマ、水漏れしていませんか?
周りの人に「ロータリーは、エアコンが効かないのが当たり前!」と言われてそれを真に受けていませんか?
まともな(=正常な)ロータリー車なら、ちゃんとエアコンが効きます。短パン半袖で乗っていると寒いくらい効きます。
それが正常です。
さすがに2〜3日前まで続いた殺人的な暑さ(39度とか・・)では、効きは弱くなりますが、それでも「窓を開けてうちわで扇いだ方が涼しい?」と言っている人は要注意です。
すぐに、水が不足していないかチェックしましょう!
FD3Sでは、ラジエターキャップは二つあります。両方を開けて補充します。また、リザーバータンクも下から漏れるまで(=溢れ出るまで)補充します。(必ず、エンジンが”完全に冷えきって”から作業します。もし、熱い内に行なうと”大火傷”の可能性があります。充分注意してください!!!)
正常なクルマでは、全く漏れていないか、5mm位減っているものです。
が、異常な場合は、水が見えないか、数センチ減っています。
しかし、そうなっている全ての人がトラブル発生ではありません。一回も水を補充したことのない人などもこうなっているものです。(→この補充でエアコンが効くようになれば、正常です。良かった!良かった!!)
この補充を最低でも3回繰り返します。
7回繰り返しても、やっぱり減っている人は残念ながら、トラブル発生です。
一番多いトラブルの元凶は、交換した容量アップ(?)のラジエターです。
第二位は、後付け水温センサーの取付け不良です。(→特にAT用のサーモスタットカバーを利用している人は殆ど望みがありません。)
第三位は、ウォーターレベルセンサーからの漏れです。
最後についでに説明しておきます。
FC3SもFD3Sも、エア抜きが非常にやり辛いクルマです。
その理由は、ラジエターがエンジンより低くマウントされていることと、エンジンとラジエターを繋いでいるウォーターホースが中間部分が低くなっていて、エンジンやラジエターにエアが残り易い構造だからです。
(左図のように、FC3Sに比較して大分改善されたFD3Sでもラジエターとエンジンを繋ぐウォーターホースの中間部分が下がっています。)
だから、ラジエター交換などをしたら、必ず、3〜7回は水の補充をしてください。どんなに優れたショップでも、完全にはできません。必ず、自分で行ないましょう。