次は、『ブレーキ対策』です。
『バキュームッホース対策』を行なうと、「ゲッ!!」と言うくらい自分のクルマが速くなります。
特に、低速トルクが2,600rpm付近から盛り上がってくるのがハッキリと体感できます。
作業終了後の試乗チェックの、一個目のフル加速で、ブレーキや足廻りの”不安”をひしひしと感じます。特にブレーキは、”恐い!”と自然に感じます。
しかし、その内だんだんその危険性に麻痺してきます。
がしかし・・・
いざ非常自体になると、ブレーキの効かなさ加減を嫌と言う程実感します。
低速トルクが出てきたことで、本人は”普通に”走っているつもりが作業以前よりかなりの速度で走っているのです。そして、いざブレーキを掛け始めた時にそのスピードの高さを実感させられるのです。
この恐さは、バキュームホース対策を行なったユーザーなら誰でも感じる感覚です。『うっ!止まれない!』となる前に早めの対策が必要です。
通常は、パッド交換とフルード交換をセットで行ないます。フルード交換が時間が掛かりますので、一晩預かりになります。
作業後に、それまで忘れていた新車時のブレーキの”バランス”を思い出すことになると思います。(その時点で、かなり前のめりのブレーキングになっていたことに気が付きます。)そして、更に効きが良くなって、安心して踏めるブレーキになっていることに気付くはずです。
ブレーキ対策までは、結構重要です。
できれば、ここまでは予定をしておいてください。
危険なままで走行してしまうのはあまり感心しません。
安心して止まれるクルマにして、初めて”まとも”と言っても良いのではないでしょうか?
なお、レーシングアートでお薦めしているブレーキパッドは、ピーキーな効き方をする物ではありません。低速から高速まで信頼性のある効きを重視しています。(→それでも、大体のユーザーは「良く効きます!」と言っていますが・・)
安心してどこからでも踏めるブレーキになるはずです。