初期メンテナンス

 今回は、少々趣向を変えて・・
 あるユーザーの作業後の報告(メール)を紹介してみましょう。

 このユーザーは、比較的長い付き合いのSRさんの知り合いです。
 SRさんがレーシングアートの”受け売り”で「そんなことをすると、エンジンが壊れるよ。」とか、「そんなパーツを付けても、遅いだけで危険なだけだよ。」とか、親身になって心配で忠告していましたが、本人は「あ〜、そうですか?」「でも、特に問題無いから・・」と、「言うことを聞いてくれない!」と嘆いていた相手でした。

 そんなことを聞く度、私は『そんなヤツは、エンジンを壊したり、とことん調子が悪く、危険で、遅い状態に陥ってから、気が付けば良い!』『そんなヤツの事など、気にする必要もない!』と言っていました。でも、「それでも仲間だし、エンジンが壊れたりしたら、その人はクルマをやめるしかなくなるから・・」と悲しそうな顔をしていました。

 しかし、ある日、その”問題の”ユーザーは、レーシングアートのホームページを見て考え方を変えたそうです。一番引っ掛かったのは、実はブレーキのエア抜きのページだと言うことでした。
 友達とブレーキのエア抜きをしたけど、全く変化がなく、”悪いまま!”だったことが非常に不思議で、自分の中で納得が行かなかったとの事でした。

 というユーザーでしたが・・

 まず、SRさんにくっ付いて(→一人でレーシングアートに来るのが恐かったそうです?何を言われるか不安だったようです。・・それでも、本人は結構優しいつもりなんですけどね!?)、やって来た時にいつものように、”魔法”を掛けました。つまり、きちんとした『アイドル調整』です。その応え(=反応)が・・・

魔法・・・。お店から出るとき、あまりにも車が軽くてびっくりしました。
    帰りの道中、ブレーキのエアヌキを考えさせられる羽目になりましたが・・・。

 そして、2回目の来店時、デフとミッションのオイル交換、コンプレッションチェックを行ないました。
 その
応えは・・・

最近は峠へ行くことも出来ず、街のりばかりなのですが、
とても、不思議な感じです。
MTオイル交換後、今まで、ある程度走行しないと
入りづらかった2速が入りやすくなりました。

又、各ギアへ入れるときに今まで感じ取ることが出来なかった
感触があります。段があると言うか?ギアが入っている!っていう
抵抗が感じれるようになりました。
ニュートラルへ戻す際の戻りが早くなった?引っ張られるようになりました。
交換して気になったのが、今までのオイルは主張があった?
交換後は、ほんとにオイルが入ってるのか?ってぐらい抵抗がないです。

ブーストはEBS4で0.75設定の状態で、今まではピーク時0.69だったのが
0.73になってました。これも魔法?
共に、4速でEBSのピークホールドの数値です。

 デフ、ミッションのオイル交換でこんなことが起きるはずも無いのですが・・(実際にはちゃんとした理由があるのですが・・それも簡単な!
 今は、不思議がっているだけのSKMさんですが・・もう実は、まんまと(?)レーシングアートのもう一つの魔法に掛かってしまっています。
 そうです!既に”
レーシングアートスパイラル(?)”に・・どっぷりと・・・

エンジン確実に静かになりました。
すると・・・今まで以上に不完全燃焼している音が聞こえて
プラグがダメになってるのが解りやすくなりました。

一つ作業してもらうと今まであまり不満がなかったFDが、
次々と悪い場所が浮き彫りになってきてしまいますね。
これがレーシングアートスパイラル?なのでしょうか?

 あなたも、レーシングアートの”魔法”と、”スパイラル”にハマって、ニコニコしながら(?)、クルマを速くて、気持ち良い状態にしてみましょう!ね!!