FD3Sの足廻りブッシュの一考察!?
非常に硬い内容ですから、初心者(?)は、御遠慮ください??
FD3Sの足廻りブッシュのことが少しだけ解ってきた今、敢えて、私の憶測だけのお話をしてみましょう。
雑誌では、50万台になって、足廻りが”素晴らしく良くなった!”という意見を述べている”レーシングドライバー”がいると伝え聞いておりますが・・(最近雑誌を見るのも嫌になり、あまり目を通すこともないので、一体誰がおっしゃっておられるのかは、定かではありません。)
敢えてその方に問います。『本当にそう思っているのですか?』『あなたは、足廻りブッシュの働きが解っているのですか?』と。(かなり辛辣なところから始まり、私もドキドキです??)
FD3Sのブッシュの変化は、10万台では、かなり硬めの設定になっていました。10万台もレーシングアートにありますが、今でも’かなり良い感じ’でコーナリング出来ます。
その後、40万台が出た時に、主にフロントアッパーのブッシュが、柔らかくなりました。そして、一般人の乗り易くなったという評価に気を良くしたのか、40万台途中で更に柔らかくし、合計3回ほど、柔らかく設定していきました。
そのことで、フロントのステア反応が鈍くなり、ラック&ピニオンとは思えない程の鈍さになってしまいました。この当たりで、私は、「あ〜あ。FD3Sはスポーツカーではなくなった!」と一人嘆いていたものでした。
ここから、フロントアッパーブッシュは、一段前の硬さに戻り、今度はフロントロアアームブッシュが、柔らかくなってきました。ロア側のブッシュは、非常に解り難いので、まず、素人にはその変化が解るはずもありません。
ここでも、一般人に高い評価を受けたのでしょう?50万台になって、更に柔らかくなってしまいました。私はここでも一人「余計なことをするんじゃないよ!マツダ!!」と怒っていました。
しかし、雑誌類での高い評価と、サーキットでのタイムが良くなっていくのを見て、考え方が変わってきました。もちろん、実際に50万台のFD3Sの試乗の結果も含めての変化ですが・・
以前までのFD3Sでは、かなり減衰力のバランスの良好な物でなければ、乗り込んで、50mも走らない内に、「チッ!」と思わず舌打ちしてしまうくらいダメだ!と感じる製品が、50mでは「あれっ!結構良いな!」と感じさせてしまう。しかし、一つ二つコーナーをクリアすると、「なんだ。いっしょか!」と。
これはつまり、ある意味で成功ではないかということです。
メーカー側からすると、ほとんどのユーザーがアフターパーツに交換してしまうことを考えると、ダメな製品でも、良いと思わせることは非常に大事なことかもしれないと考えます。
しか〜し!!
本当にコーナリングが解っているユーザーには、大変失礼なことではないか!!
限界を明らかに落としてしまっている!
そこそこ解ってきているSRさんは、完全ノーマルでちょっとしたギャップで、フロントインナーフェンダーが削れてきている。『どういうこと??!』
まあ、一般人を小バカにして、設計していると考えられるので、仕方がないと言えば仕方がない!
小バカにされていることに早くユーザー自身が気付いて欲しいものだと心から願っている(?)レーシングアートでした?