知っていると便利!?

 ロータリーエンジンに乗っていて、これを知っていると”結構便利”というものを箇条書きにしてみました。

1.通常のエンジン始動方法。

2.エンジンを掛けてすぐに止めてしまうことは、禁止です。
 特に走行距離が多いクルマや、コンプレッションの低いクルマ、レーシングプラグを使用しているクルマは気を付けてください。
 自宅で縦列駐車で止めていて、家族のクルマを先に出して、入れ替えるなどのパターンです。近所迷惑だからと始動して移動してすぐに止める。すぐに再始動して元の場所に移動してすぐに止める。これを繰り返すと、新車間もないクルマ以外はほとんどエンジンが、掛からなくなってしまいます。

3.エンジンがカブったら。
 もしもエンジンがカブったら・・本当に嫌ですね。特にこの時期寒いのにエンジンルームを開けてプラグを外して乾かして再度取付けて、恐る恐るセルを回して、まただめで、プラグを外して・・・
 考えただけでも、ゾッとします。
 セルを回した時、ヤバそうならすぐに諦めて、この方法を取ってください。(掛からないのにセルをしつこく回してしまうと、この方法は役に立ちません。)

4.アイドリングで放っとかないで!
 高速道路のパーキングなどでエンジンを掛けたまま、仮眠してしているあれのことです。

5.もし自分のエンジンがコンプレッションが低いエンジンだったら・・
 悲しいことに、もしもあなたのエンジンがコンプレッションが低く(目安として8.0キロを切るとそろそろこれらの儀式が必要になります。)なっている場合には、次のことに注意しましょう。これらに注意すれば、結構乗れるものです。

6.もしも、コンプレッションが、7.0キロ(メーカーで定めた限度値です。)を切っている場合には、更に厳しくなります。

 このようにコンプレッションが限界に達していると、”訳の解らない”症状が多数発生してきます。それが嫌なら、エンジンをオーバーホールしましょう。

7.エンジンをオーバーホールするなら・・
 チューニングショップによっては、オーバーホール直後に、この独特な症状が発生するような物さえあると、風の噂に聞きます。
 もし、あなたがまともなエンジンで、安くオーバーホールを行ないたいと考えるなら、メーカーリビルトがお薦めです。

おまけ:怪しいチューニングショップに騙されない方法。
 チューニングショップの人間がこんなことを言うのも変な話ですが・・『聞き流してください。』と言う話です。

 ここで、聞くと「何でこんな所に騙されるんだろう?」と思うかもしれませんが、実際に、その場にいると、結構騙されてしまうものです。
 かく言う私も昔素人の頃、結構騙されました。
 だからこそ、あなたには、騙されて欲しくないと切に思うのです。

 ひとつだけ確かな判断材料は、『何か、変だなあ?』と感じたら、その日は一度帰って、一晩考えて、それでもやりたければやりましょう。何も焦ることなどありません。『何か変だ!』という”野生の感(?)”を信じましょう。