レーシングアート前後・変身率No.1

 初めてレーシングアートにやって来た時は、それはそれはひどい物でした。
 目も当てられない状況でした。それでも、○×ションとか言うショップで既に
105万円も掛けてしまっていました。

 実質馬力は、150馬力もないのでは?と言う状態です。元々255馬力で、そのショップの言うには400馬力仕様とのことです。

 ○×ションの仕様は、
1.フルサイズマフラー
→外見はまあまあ、中身はヌケが悪そ〜!
2.インタークーラー
→バンパー内レインフォースとを外して、命がけのインタークーラーです。おまけにシリコンホース部分はトルク不足で漏れ発生!!
3.ショップオリジナルコンピューター
→データがまるで滅茶苦茶!レーシングアートで少し速くすると即エンジン破損!です。
4.プラグは、R6725 10.5番
→ヘナチョコ(?)ショップお決まりのプラグ番手。400馬力に耐えられる筈も無し!!
5.その他。
→ブーストコントローラーすら付いていない?不思議な400馬力??

 レーシングアートでの主な作業項目は次の通りです。
1.初期点検
2.プラグ交換
→R6725 10.5番から、ノーマルプラグに戻しました。
3.コンプレッションチェック
4.オイル交換(エンジン、デフ、ミッション)
5.バッテリー室内へ移設
→容量の小さ過ぎるバッテリーの為既にエンジンが掛かり難い為に行ないました。
6.電気配線修理(ECU側)
→あまりにひどい状況の為急遽修理。
7.タービンのオイルアウト側ガスケット交換
→オイル漏れをシリコンシーラーで止めると言うナンセンスな作業が施してありました。
ここまでで、『
驚くオーナーの顔仕様』を達成!

8.バキュームホース対策
→3ウェイバルブ2コ破損・・など熱による影響がかなり有りました。
9.FD40以降インテークパイプ交換
→これだけで、255馬力仕様から265馬力仕様に変身!
10.ブレーキ、クラッチ・フルード交換
→かなりひどい状況で、エアたっぷりでした。
11.ブレーキパッド交換
12.スポーツコンピュータ・データ書き換え
→○×ションのコンピューターでは、即エンジン破損のデータでした。
13.ブーストコントローラー取付け
→今はもう廃盤になったブーストコントローラーを取付け。
ここで、『
ブースト0.6キロ(=最低ブースト圧)で4速までグリップせず仕様』を達成!!

 まあとにかく!グリップしません!!
 そっと踏んでも絶対にホイルスピンします。1、2、3速まで全くグリップしません。ブーストすら掛かりません!

 普通のタイヤでかつ古いせいもありますが、例えSタイヤでもグリップしない状況です。(→フルサイズマフラーを装着して、レーシングアートの完璧な作業を行なうとSタイヤでもグリップしないので、タイヤ選択には注意が必要です!どうせグリップしないので、普通のタイヤの方がお薦めかもね?)

 本人にとって、これは良い事なのか?悪い事なのか?少し悩みますが・・・
 ニコニコして、お金を支払うユーザーを見ていると、『多分、これで良かったのだ!』と自分に言い聞かせます。

 凄〜く!速いので、慣れるには時間が掛かります。
 『本当に気を付けてね!』を10回以上言って渡したクルマが、最近の作業前後変身!ナンバーワンです。