あるユーザーの奥さんの話

 FD3SのオーナーであるIさんが、見た目ちょっとキツそうな奥さん(Iさん奥さんごめんなさい。)を伴ってやって来ました。(Iさんは、大手電気メーカーF社のパソコン関連の仕事だったと記憶しています。)

 初め、Iさんがエアロパーツの質問を仕始めましたが、話はチューニングの基本的な所へと移っていきました。

 実は、IさんのFD3Sは、やってはいけないチューニングになってしまっていたのです。(=そのままでは、エンジン破損に繋がりかねない危険なチューニング。)話はどんどんその話に集中するようになってきました。
 奥さんの方は、初め私には関係ない話だし、聞いてもどうせ解らないから、とでも言いた気なようすでしたが、「やってはいけない」に敏感に反応して、「えっ!もう一度詳しく話して下さい。」となってきました。

 クルマのこと初心者の奥さんにも、解り易く説明すると、「エアロは、中止!エンジンを壊さない最低限のパーツを取付けなさい!エアロパーツは、次のボーナスにしなさい!」と一喝されてしまいました。
 それでも、Iさんは来店した目的が、以前から付けたくて堪らないエアロパーツのためだったため、かなり抵抗していましたが、結局、奥さんのオッケーが得られなくて、奥さんの宣言通り、エアロパーツは、半年後の取付けになってしまいました。

 半年後、フルエアロパーツを付けに来た二人に、また、話をする機会があり、「結構高価な作業になりましたね。」と言ったら、奥さん曰く、「この人は、ギャンブルをする訳でもなく、女遊びをする訳でもなく、趣味と言ったら、これしかないのでこれ位は、許してやろうと思っているんですよ。」と言っていました。

 不思議なことに、クルマを本当に大事にしている人には、そのことをよく理解している奥さんが、付いているものです。そして、何故かややキツめの性格の女性が・・