まず、点検します。

 実際の作業に入る前に、目視による「点検を行ないます。(原則的に有償です。)
 目視点検と言っても、約200項目の点検を行ないます。まず、ユーザーのクルマ全体の状態を確認し、個々のユーザーの「初期点検表」を作成します。

 この目視点検の目的は、

 原則として、この目視点検は、全てのユーザーに行なって貰います。なお、点検時間は、1〜6時間掛かります。御来店初日にご希望される場合には、事前に御予約ください。
 (メーター取付けなどの機能外パーツの「取付けのみの依頼」の場合は、目視点検を行なわないこともあります。)

 以前、勤めていたチューニングショップを退社して、現在までの経験で、”本当にクルマを大切にしているユーザーが、何を求めているのか”を私なりに感じ取ってきたことの『答え』が、この目視点検です。

 もし、このシステムが、気に入らない場合には、「初めてレーシングアート」の時に、申告してください。

 初期目視点検表」を元にして、気が付いた部分で重要と思われる部分の簡単な説明をします。
 結構、説明が長くなることが常です。というのは、初めてレーシングアートに来店頂いた方は、いろいろな”
質問、疑問”を抱えていることが多いからです。

 その質問、疑問に答えている内に、何時間か経ってしまっていることが多いのです。

 ここで、今まで疑問だったことなどがあれば、どんどん聞いてください。解るまでお答えします。

 何日後かに、「初期診断書(第1回目)」をお送りします。(郵送でも、ファックスでも可。)
 この診断書を充分検討して頂き、次回の作業を計画してください。もちろん、見積りのみで作業を入れなくても何ら問題ありません。
 この診断書には、こちらで必要と思われる作業については見積り書も添付します。もし、必要な見積り項目があれば、目視点検の時に相談してください。

 結構、この「初期診断書」は喜んで頂いているようです(=受けている?)。お渡ししたその場でファイリングするユーザーまでいます。こちらとしては、体した物ではなく、ごく当たり前の資料と考えていますが・・・
 また、診断書は、1回目のみで終わることは、まずありません。次回の作業時に、実際の作業を行なうことで現われてきた事実を元にして、作業請求書に第2回目の「
作業後コメント」を添付します。

 ユーザーによっては、第2回目以降の「コメント」がどんどん増えていってしまう場合もあります。

 真剣に考えて自分が行なったはずのチューニング方法が、どんどん間違っていたことに気付かされて、暗〜くなってしまう人もいますが・・

 それでも、お渡しした「コメント」を真剣に読んで、あくまでも前向きにじっくり考えて貰っているようです。

 やってはいけないチューニングに気付くのには、なるべく早い方が”損する費用を少なく押さえる”ことができますよ!

 まあとにかく、必要以上に怖がらずに、”気楽”に相談してください。決して取って食うことはありませんから・・