プラグの判断について
プラグを見て判断するなんてまず無理です。
多分、皆さんはがっかりするでしょうが・・素人でロータリーエンジンのプラグを見て判断しようと言うのは、1,000%(100ではなく1,000?)無理です。
他のページでも書きましたが、こんなに研究熱心な(?)私自身がある程度の判断ができるまでに7年以上も掛かりました。(大袈裟ではありません。)
その間、本当に毎日毎日真剣に観察して、1万本以上のプラグを見つめてきました。
ロータリーエンジンのプラグの状態を判断するには、長い経験が必要なのです。
また、そのプラグを装着していた”車輌の状態”も、”使用条件”も細かく把握している必要があります。
使用走行距離は?
パワーは出ているのか?
チューニング仕様は?
ブースト圧は?
ブーストは漏れていないか?
直前に長い渋滞にハマっていないか?
長いアイドリングを行なっていないか?
板金修理に入っていないか?
アイドリング調整は適正か?
サーキット走行を行なっているか?
使用エンジンオイルは?
電気配線のトラブルを抱えていないか?
イグニッション系の状態はどうか?
などなど全ての条件が把握できていなければ、幾ら眺めても、何のデータにもなりません。
だから、『甘い!!』と言っているのです。
せめて、ノーマルでもR6725 #11.5が必要なんだな〜と、理解していることが必要です。ノーマルFD3Sで280馬力を記録したSRさんは、半年位前にしみじみと「本当に、11.5番じゃないと足りないんですね!」と言っていました。
冗談でも、大袈裟でもなく、プラグの判断は素人ではできません。
例えば、
1.真っ黒がちょうど良い状態です。
2.少しでも、白かったり、キツネ色だったら、即座に交換です。
3.周辺電極と中心電極に、綺麗な金属面が見えなかったら、交換です。
4.カーボンが硬く、簡単に取れなければ、交換です。
5.ワイヤーブラシなどで磨いたら、即交換です。
6.ガソリンで濡れていたら、交換です。(ひどいカブリは、非常に寿命を短くします。)
7.電極が丸くなったら交換です。
・・・・・・・まだまだ並べたら、きりがありません!(ロータリーバイブルでは、写真入りで解説予定ですが・・)
クルマの全てが見えていなければ、プラグも見えません!!
心ある閲覧諸氏は、全てがやっと最近見えてきた私だから、言えることだと”好意的に”理解してくださいね。