プラグがダメな兆候は?
プラグがダメなことに気付かない人も、なかなか減りません。
レーシングアートに来て貰っているユーザーの中にも、こちらで散々指摘しているにも関わらず、ダメプラグで走る人が、1〜2名(?)います。(早く気付いてくれれば、良いのですが・・・)
そこで、このページでもう一度、まとめておきましょう。
- エンジン回転は、きちんと750rpmのはずが、ある幅を持って不安定。高かったり、低かったり、その時々によって変化する。
- 時々、エンジン回転が下がって、”トトット、トトット・・・”と言う感じで一旦下がり、その時、”ポソポソ”あるいは、”ポンポン”と排気音に雑音が混じる。
- 信号で止まろうとして、止まる直前にクラッチを切った途端に、”ポトン”とエンジン回転が下がり、同時に、結構大きめのアフターファイヤーが”ポン!”と出る。
- アイドリング時に、”パンパン”アフターファイヤーが発生し、レーシングすると、大きなアフターファイヤーが、”バン!”と出て、周りにひんしゅくをかう。
- 走行中に、思いっきりアクセルオフにすると、クルマの後方が明るくなるくらいの炎が出ていて、後ろのクルマが、すっと離れていく。(特に、触媒無し、ストレート構造のマフラー付きで、ひどく出ます。)
- エンジンの掛かりが、悪い。(エンジンが掛かるまで、5〜10秒位掛かってしまう。)
- プラグを点検すると、異常にカーボンが多く、プラグの電極に光っている所がなく、一部湿っている。臭いを嗅ぐとガソリンの臭いがしている。
- プラグをよく観察すると、電極や碍子の部分の一部が、まだら模様で白くなり、その周りは、濃い黄色になってしまっている。
- スモールライトオンで、即座に約50rpm上昇し、オフで即座に750pmに戻るはずが、殆ど反応せず、そんなシステムがあることすら知らなかった。
- 同様に、エアコンオンで、即座に(→スモールに対して、やや鈍いものの2〜3秒で・・)100rpm上昇し、オフで750rpmに戻るはずが、殆ど反応せず、そんなシステムがあることすら知らなかった。
- 夜、信号待ちで、ブレーキを踏んでいると、アイドル回転が、上がったり下がったりを繰り返すが、上がりも下がりも鈍くて、何だか意味が解らないでいる。
- 燃費が異常に悪い!(→正常なFCやFDなら、街乗りで7〜8km/lは走ります。)
更に、決定的に、プラグがダメになってくると・・
- エンジン回転が、高回転側で重たい感じになってくる。
- 気のせいかなと思っている内に、7,500pm位で息付きが出る。
- 変だなと思っている内に、7,500rpm以上回らなくなる。
- その回転がどんどん下がっていく。
- とうとう、3,000rpm以上は回らなくなり、『エンジンが壊れた!』と悲観的な気分になってしまうが、何故か、3,000rpm以下は、全く異常が認められず、3,000rpm以下なら普通に走れる。
こんな感じですかね・・
上記のような状態のプラグを、新品にすると”ガラッ”と変化します。
パワー感、レスポンスも明らかに変わります。
ノーマルプラグから、NGKR6725 #11.5に交換することで、高回転側で3〜7馬力上昇しますが、通常の一般人が、判断できる馬力上昇は20馬力以上なければ解りません。
しかし、’ダメプラグ’と、’新品プラグ’の違いは、誰でもハッキリと理解できます。
それ以上の馬力変化をしているのかも(?)しれませんよ・・!
「派手なアフターファイヤーが出る方が、男らしい!」と思うあなた、
燃費も悪く、パワーも出ないのも、男らしいのですか?
そして、下記のような理由で、エンジンを壊しても、”男らしい”のでしょうか?
ダメプラグを使用し続けることで、エンジン破損の危険も出てきます。
『つまらない物をケチって、大事なエンジンを壊すこと程、くだらないことはない!!』と、私は考えています。
今回は、男らしさ(?)について、考察してみました・・・?????