プラグの話し。
プラグの番手の選択については、つい最近NGKの人と話をして、「簡単には結論を出せない!」という印象を持ちました。こちらが今まで考えていた程、単純なものではないのだというのが、今の正直な感想です。(はっきりした結論を導き出す為、ハッキリとクラックが入ったプラグや、中心電極の周りの碍子の部分がスポンジーなプラグのサンプルをNGKに送って点検して貰う予定でいます。)
ノーマルプラブ
BUR9EQ
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レーシングプラグ
R6725 #11.5
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そこで、ここでは、今まで私自身が得た現象を客観的に述べることにします。(多分、そうは言っても、いつものように独断と偏見に満ち満ちたものになるのは仕方がありません?)
レーシングアートで薦めているプラグは、レーシングプラグ[R6725#11.5]です。ノーマルのFC3Sでも、高回転まで使用している人は、11.5番です。走行距離は、長くても7,000kmです。それ以下は使用しません。あまり、回さない場合は、ノーマルプラグのBUR9EQ(FC3S)か、BUR9EQP(FD3S)です。
プラグ交換の時に、充分プラグの状態を点検判断して、決定しています。
レーシングアートのユーザーの場合、プラグは約4,000kmで中心電極の消耗が認められます。
また、中心電極の周りの碍子が、真っ白になって、スポンジーになってきます。そのまま、走行しているとトラブルが発生してきます。
- エンジンが、高回転域でグズつくようになり、無理しても回らなくなってきます。始め7,500rpm以上回らない。
- それが、7,000rpm、6,500rpm、6,000rpm、、、となり、ついには3,000rpm以上回らなくなってきます。
- 「エンジン破損か?」と本気で思うのですが、プラグを交換すると、直ります。
11番や10.5番では、より短い走行距離でこの現象が現れます。
なお、11.5番を使用しているユーザーで、それが原因でエンジンがカブってしまったというトラブルは、”ゼロ!!”です。
エンジンがカブる原因は、他にあります。その根本の原因を直さなければ、カブりは、直りません。まして、プラグの番手を下げてカブらなくなることなど、ありません。