本来のパフォーマンス

 ここでは、FD3Sに限って話します。

 30万台以前のFD3Sは、40万台以降に比べて、中低速のレスポンスが悪く、高回転側でもパワーがないと思っているオーナーがほとんどだと思いますが、実は、その違いは、インテークパイプを40万台に交換することで、解決します。

 しかし、その前に行なう必要がある作業があります。
それは、バキュームホースの全交換です。

 40万台では、60本を超えるホースを交換します。
サージタンク、スロットルボディ、2次エアコントロールバルブ、インターク ーラーホース、エアポンプなどを取外し、可能な限りのホースを交換します。

 理由については、バキュームホースの材質を参照して下さい。

 ここを押さえることで、確実に速く、安定したパフォーマンスが得られます。FD3Sが本来持っているパフォーマンスに改めて唸ってしまうことでしょう。

 ノーマルエンジン、ノーマルタービンで最良の状態にすることで(下の条件を満たすのが条件です。)、体感450馬力、筑波サーキット1分4秒台のパフォーマンスが得られます。

 この時、ブースト0.9キロでも、加速の仕方が変わります。通常は、背中を押されるようにウイーンと加速しますが、きちんとしたFD3Sは、アクセルペダルは、まるでスイッチのようになり、ペダルの開度によってクルマは、全身で瞬間的に反応(=加速ではなく、瞬発力)します。