良いギアオイルにすると・・
一般ユーザーの話の中で、ギアオイルの選択方法で私が一番”カチン”とくる正に素人考えの選択理由があります。
それは、「このギアオイルにしたら、シフト操作が楽になり、非常にフィーリングが良くなった!」「以前から、別の車種で何年もトラブルがなかったので、FDでもずっと使用しています。」です。(→因に後者のユーザーはミッションを破損しました。)
私がオイルを選択するために何をしているか、少しお話しましょう。
例えば、エンジンなら、全てのパワー系パーツを新品でオーバーホールを行ないテストするオイルを初めから(エンジン組み立て時も)採用します。途中で別のオイルには交換しません(→1エンジンに1オイル)。きちんとオイル交換を行ないます(→きちんとしたメンテナンス)。
そして、ある程度走行したら、エンジンを分解して、各部を丁寧に点検していきます。特に重要なのは、メタルです。オイル流路も重要です。
そこで、一旦結論を出します。
しかし、合格となったオイルでも、必ず追跡調査を行ないます。オイル交換の度に目視チェックは怠りません。少しでも変な場合は、クルマの使用状況や、プラグなどももちろん点検します。そして、すぐに分析に回します。
また、定期的にオイルの分析も行なっています。
こういう経過を経て、レーシングアートでの採用に至るのです。
『素人が”フィーリング”で決めるんじゃない!!!』『そんなヤツは、ミッションを何台も壊して思い知れ!!』(→でも気が付かないでいるんですよね!そいつらは・・・!)
オイルの選択は非常に大変な作業なのです。
ということで、最近行なった追跡調査(=オイル分析)の結果、レーシングアートで採用した”ギアオイル”は、高い性能を示す事が解りました。
こんなこと言わなくたって、既に充分信用してこのオイルを使用して貰っているのですが・・・
大丈夫!このオイルは、今まで私が経験したどのオイルより高い性能を示します。