エンジンオイルと添加剤
エンジンオイルについては、まず、大丈夫なオイルから書き出しましょう!
レーシングアートでは、エンジンオイルの分析を行なっています。使用前後も含めて行なっているので、レーシングアートでOKと言うものはかなり信頼性のあるオイルと考えても良いでしょう!
1.76ピュアシンセティックモーターオイル(5W-40)
2.76NASCARハイパフォーマンスモーターオイル(20W-50)
3.76ガードルQLT
(15W-40)
4.モービルSuperS(10W-40)[made in France]
です。
使用する車輌の目安は以下の通りです。
1.は、500馬力以上のロータリーエンジン。
2.は、400〜500馬力のロータリーエンジン。
3.は、250〜400馬力のロータリーエンジン。
4.は、250馬力以下のロータリーエンジン。
4.のコメントが気になる所ですが・・(?)
通常のブーストアップ仕様のFD3S位では、まず、250馬力出ていません。いいところ220馬力位というところです。(別のドクロのページで、ヘナチョコFD3Sと言っているのは、このせいです。)
そんなヘナチョコ(?)には、これで充分でしょう?(失礼??)
それ以外のダメなオイルは、直接にしかお話出来ません。メーカーに対して失礼(??)でしょうから・・?(その内、はっきり言ってしまうかもしれない・・ふふふっと。)
ひとつの判断材料は、純正油圧計が1,00km以内で”ゼロ”を指してしまうようなオイルは避けるべきだと言うことです。
もちろん、純正メーターが壊れたとか、純正油圧センサーが壊れたとか、いうこともありますが、このトラブルあまりに多過ぎると感じているユーザーも多い筈。(50万台以降から、センサーも油圧計も無くなってしまいましたが、多分、メーカーのせいではありません。)
私の独断では、オイルのせいだと考えています。
また、添加剤については、まず、ロータリーエンジンでの使用は避けた方が無難でしょう!
私自身も、遠い昔素人時代に、宣伝文句に踊らされて、某有名エンジン添加剤を使用しましたが、何の効果も得られず、がっかりしてしまいました。
しかし、添加剤を使用したことすら忘れた頃、エンジンをバラシて、愕然としました。
何とエンジン各部で、ゲル状に詰まった水あかのような物質を発見してしまいました。
なんてことをやらかしてしまったのかと、その時に充分に反省して今があります。
そう言えば、つい最近添加剤を入れてしまったITさんのFDも各部に、白いどろどろ状の物が発生していました。
多分、エンジン内部では、あちこちで詰まってしまっている筈ですよ!
それと、MTMさん!あなたの白い腐った豆腐状の物質も以前使用していたそのメーカーのエンジンオイルのせいだと断言出来ます。
皆さんも注意しましょう!ネ!!
※※追加※※・・重要です!
ランキングの上位であれば、上位の方が良いと考えるのは大間違いです!
通常のクルマは、よっぽど完璧なメンテナンスを施していなければ、多かれ少なかれトラブルを発生しています。
もし、トラブルがほんの少しでもあるクルマであれば、必ず、3.76ガードルQLT
(15W-40)使用してください。このオイルの優れている点は多少のトラブルを吸収する“懐の深さ”です。特に電気系統や冷却水のトラブルを抱えているクルマでは、このオイルしか選択の余地はないと思われます。(=元々このオイルはアメリカ大陸を縦断する大型ディーゼルエンジンの為に開発され、少し内容は異なりますが、2ストロークディーゼルエンジン用のガードルは、アメリカ陸軍や自衛隊の重量級戦車の指定オイルだそうです。)
※トラブルがあると・・燃費が悪い。排気ガスが臭い。アイドルが不安定な時がある。(=頻繁でなく、過去に一回でもあれば異常です。)
また、電気系統はかなりシビアです。経験上、カーナビなどを含めて何らかの後付けパーツを付けたクルマは多かれ少なかれトラブルがあります。特にエンジンコンピュータの電源線を利用した場合。
完璧なクルマは、例え、触媒が付いていなくても排気ガスは全く臭いません。少しくらいのスポーツ走行でオーバーヒートになったり、サーキット走行30分でブレーキがタレルなどもあり得ません。それ程、完璧とは難しい話だと覚えておいてください。=つまり・・『殆どのクルマは、76ガードルQLT (15W-40)を使用してください!』と言う事になってしまいます。
また、同じ76製品でも当然レーシングアートのテストに合格しない物もあります。
=多少、横道にそれますが・・周りの人の中には76を悪く言う人達が居ます。それは、他のメーカーの人達だったりすることも多いのですが・・曰く「76は、熱ダレがひどくて使い物にならない!」「えっ!あんなオイル使っているの?」
よっぽど悪意を持った人でなければ、そう言う判断をする可能性があります。
実はそれには訳があります。一部の76(=例えば、made in japanのオイルに対抗するためになるべく安価で仕上げている物)には、とてもスポーツ走行に向かない物もあるのです。
その一つの例が4.位にランクされているモービルSuperS(10W-40)[made in France]でしょうか?モービルが良いのなら、最高グレードをと考えるのはあまりに“浅はか?”と言わざるを得ませんね。日本で作っているオイルは殆ど、どのメーカー銘柄でも出所は同じ所です。違いはブレンドくらいです。
また、交換方法をきちんと行なわないと、このHPで述べている効果は得られません!
極、最近、「私も76が良いと思うが、レーシングアートの結果を感じたことはなく、多分、レーシングアートでは“添加剤”を使用しているはずだ!」ととても的外れなメールを送って来た人が居ました。答えはこのHPを隅々まで読めば書いてあるのに・・・ちゃんとした結果が出ないのは、あなたがきちんとした交換方法を取らないからであって、おまけに「別の76オイルを使用した。」とまであり、とても腹が立ちました??
情報は、きちんと隅々まで読まないと解らないものです。そして、充分自分自身で検討する必要もあります。「クルマに詳しい人から聞いたから・・」などは以ての外です!
本当に自分のクルマを大事にする人達は、決してそんな安易な選択方法を取らない筈です。