おいらに惚れちゃ怪我するぜ!?

 結構、いろいろ作業を行なって貰っている人です。

 今まであまり顔色を表わす事はありませんでした。クルマが速くなると少しだけニヤッとするくらいでした。

 憂鬱な事が重なったのでしょうか?
1.夏頃からずっとオーバーヒート気味になっていて、修理したいけど金銭面と時間的な余裕がなく、作業出来ない憂鬱
2.友達のECR33がレーシングアートに来て作業する度に飛躍的に速くなり、とうとう自分のFDで引き離すどころか、逆に引き離される”事態”になって来そうになった憂鬱
3.多分、仕事が”殺人的に”忙しく、それなりの(?)ストレスが産み出す憂鬱
が重なって来たのでしょう。

 オーバーヒート対策の最終修理にクルマを持って来た時は、憂鬱の3乗くらいになっていたように見えました。

 少しも楽しさがなくなったような顔つきになっていました。

 そんな姿に気が付いてしまった(?)心優しい私はついちょっとした”楽しみ”を与えてあげたくなりました。

 もちろん、有償ですが、レーシングアートの厳しい条件(=掟?)を破って(?)、電気配線修理が終わっていないのに、『スロットルボディの内部簡易洗浄をしませんか?』と持ち掛けました。
 そんな風に作業を薦める事はあまりないので、少しけげんな顔をしましたが、結構強引に薦めました。いつもはしない、『
結構良くなるから・・』と言う言葉まで出して・・

 そして、作業が終了し引取りに来た最寄り駅で『ちょっと乗ってみて!』と言います。「はあ・・」と言いながら、運転席に乗り込みます。

 2個目の信号で『どうです?』と言うと、『う・・ん・・』と首をかしげます。次のちょっとした直線で2速の上まで引っ張ると、急に顔が明るくなります。「トルクが・・パワーが・・」「今回は修理ですよね・・・?」「う〜ん・・」と。

 その後幾つかの信号を超えて安全な直線で、3速でそれなりに加速するともうすっかり顔は笑顔で一杯です。

 レーシングアートに戻って、何故今回結構強引に作業を薦めたのか説明しました。
 
とっても暗い顔つきになっていたこと。修理だからと諦めていただろうこと・・・だから、明るい顔つきになって貰えるようにしたんだよ!と。

 「そうなんですか?」「そこまでお見通しなんですか・・?

 その言葉を聞きながら『そこまでするのは、おせっかいな事かも?』と少しだけ反省しましたが、その数日後のメールを読んでこれで良かった!と思い直しました。

・・・昨日は遅くまでスミマセン なんでもおみとおしなのでびっくりでした また気配りに感動です 女の子ならイチコロですね・・・

 今まで女の子をイチコロ(?)にした覚えはありませんが、お客の心をイチコロにするポイントは心得ていますので、充分注意してくださいね

 レーシングアートで油断すると、その心の隙間にチューニングの悪魔を植え付けてしまいます・・・ふふっふっふっ・・