FC3S(後)のブーストコントローラーの配管方法は、”この方法以外ない!!”のです。
誰が何と言おうと、この方法以外は”ダメ”です。
この配管方法には、深〜い意味があります。
図のAの部分のノーマルホースの中には、オリフィスが入っています。そのせいでこの部分を残したまま配管すると、ブーストのコントロールがうまくいかなくなります。
しかし、この部分を外そうとすると、ブースト圧の取出し口が外れてしまい、ノーマルタービンを交換するはめになります。(→過去に実際にそういう例がありました。)
充分注意してください!!非常に作業し難い場所ですが、頑張りましょう!
Bは、比較的に外すのは簡単です。また、ダメなやり方をした人もこの部分は必ず外しますから、問題ないはずです。
次はCです。外したノーマルホースは、ノーマルのブーストコントロールを受け持つソレノイドバルブに繋がっています。良く見掛けるダメ方法は、この部分をそのままにして、ソレノイドバルブのカプラーを外すと言う方法ですが・・
この方法は、ダメです。理由は、不必要な配管が長過ぎてブースト圧力が残ってしまい、最終的にブーストが下がってきます。「ちゃんと付けた筈なのにブーストが上がらない!」と言う人は、この部分かもしれません。また、ノーマル部分にはホースバンドが付いていないので、当然ブーストが漏れます。さらに、カプラーを外してしまう方法は、厳密に言えば、コンピュータにエラーが入るのであまりお薦めできません。
また、外したノーマルホースには、必ず盲ふたをしてください。しないとブーストが漏れますよ!また、ホースがプラプラするので、タイラップで安全な場所に止めておきます。
何度でも言いますが、FC3S(後)にブーストコントローラーを取り付ける方法は、これ以外は絶対に不可!です。
非常にやり難くく、多分途中”涙”が出て来るかもしれません!(→多分、うまく作業できない自分に対する悔し涙?)それ位大変です。覚悟してください!
でも、この方法を取れば必ずや良い結果が得られるはずです!(→タービン自体がダメとか、交換しているマフラーがダメとかなければ・・・)
そう信じて頑張りましょう!
ところで、少し話は脱線しますが・・
こういう方法をレーシングアートに聞きにくるユーザーがいますが、本来私は”とっても心が広い(?)”ので、優しく充分理解できるまで、図解してまで説明します。
しかし、もしその説明通りにやらなかったとしたら・・二度と教えませんし、最悪の場合、”出入り禁止”の悲しい結果が待っています。
人に(特にプロに!タダで!)”ちゃんと”教えて貰ったら、言われた通りに行なうのが、”最低のマナー”です。
それを行なわず、「うまくブーストが上がらない。」などとクレーム(?)を付けて来たら、多分、あなたは一瞬の後には胸ぐらを捕まれ、コンクリートの壁に息も出来ないくらいに、押し付けられていることでしょう!
もちろん、それ以上は、”大人の”私はやりませんが・・そういう経験はしたくないでしょう???(→いつもこんな事ばかり話して、脅している全然大人気ない私ですが・・=でも反省してない??)
では、涙を堪えながら頑張ってね!!