電気系統の修理。
燃料の供給方法がキャブレターから、インジェクターになって、クルマは、電気製品のように成っていきます。
現在のクルマは、周囲の状況を数多くのセンサーで読み取り、コンピュータは、即座に演算し、適切な答え(燃料と点火時期)を決定して実行しています。
このため、1本1本の配線は、神経細胞のような働きを任されています。その配線に傷を付けたり、断線し掛かったりしていると、本来流れるべき電流が流れません。そのため、センサーからの信号は正確に伝わらず、結果として、中途半端な答えしか出せません。(初期設定状態に戻るなど)
簡単に、電気系統の大切さを体感できる良い例は、古いバッテリーから新品のバッテリーに交換した時に生じます。一度エンジンが始動できない位までバッテリーを酷使してこの体験をしてみては?
具体的な修理法法は、ビニール皮膜を綺麗に剥ぎ取り、銅線の表面をワイヤーブラシで磨いて、ハンダにて決線します。結線部は、熱シュリンプチューブでカバーしてさらにテーピングを施します。