デフオイル交換しましょ!

 中古車を購入して、レーシングアートで初期メンテナンスを行なうと、決まって、デフオイルは多分一度も交換したことがないだろう!ってクルマが多く存在します。

 何故?って不思議でしょうがありません。

 作動差が出てゴリゴリ動いている部分なのに・・・何で?

 出てくるオイルはそれは”凄い(?)”物です。元々ギアオイルは臭いのですが、その凄いオイルはまともに嗅いでしまうと、吐きそうなくらい強烈な臭いを発しています。
 色も凄い色です。これが元々は琥珀色(?)であったとは思えません。
 出てくる鉄粉も凄い量です。液体というより、泥水に近く、固体といった方が良いかも?

 そのオイルのサンプルが右の写真です。しかし、実はこのオイルのワースト順位は第三位です。もっともっとひどい状態で平気な顔で走っている人達は誰?

 左の写真は、ワースト第一位のFD3Sから出て来た鉄片(?)です。かなり大きいでしょう。この鉄片が更に多くの傷を深く刻んでいく訳です。

 デフオイル交換を行なわずにいる人は、走れば、走る程デフを削っていきます。

 その内、デフ自体が無くなるんじゃないか(?)と思われる程の鉄粉が出てきます。

 『デフをこれ以上傷付けないで〜!と、レーシングアートからの切なるお願いです。

 ところで、新車で購入した人達にお願いです。
 デフオイルもミッション同様、新車購入後、まず1,000kmで交換してください。次は3,000kmで交換。2度交換する事で、初期に出てくるバリなどを吐き出させます。これをやらないから、上記のオイルになってしまうのです。

 そして、オイルの銘柄ですが・・
 ディーラーでやるなら、純正指定オイルなら特に問題ありません。
 しかし、量販店で交換する時には、充分な注意が必要です!ミッションのようにオイルのせいで、ミッション破損までいくような最悪のシナリオはありませんが、ダメなオイルは、どんどん悪くしていくのは確実です。

 一般的なユーザーは、何が良いのか悪いのか判断出来るデータを持っていないはずです。怪し気なオイル(=ダメなオイル)は絶対に使用せず、純正指定デフオイルにしましょう!ね。