左図では、エンジン内に小さなエア(=泡)が入ってしまいました。 |
エンジンが暖まり、エアが大きく膨張して水をどんどん吹き出させます。 |
エンジンを止めて一晩経って、エンジンが充分冷えると、リザーバータンクの水を吸って、エンジン、ラジエター側に移動しますが、水の量が減ってしまっているせいで、初めより多くのエアが入ってしまいます。 |
その次にエンジンが熱くなると、エアは更に多くの水を吐き出させます。左図ではエンジン内のエアが回って行って、ラジエター内にまでエアが入ってしまったことを示しています。 |
エンジンがまた冷えると、エアがラジエターにもエンジンにも入り込んで、かなり水不足の状態に陥ってきます。
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リザーバータンクの途中に穴が開いています。
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エンジンが充分熱くなると、水が膨張して不必要な水がリザーバータンクの穴から漏れ出してきます。
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エンジンが充分冷えると、サブタンク内の水の量はちょうど良好な量になっています。
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適量になっていれば、エンジンが熱くなっても、漏れ出す事もないし、一番懸念されるエアが入り込むこともありません。これをレーシングアートでは、エンジンによるクーリングウォーターの”自動調整(?)”と呼んでいます??? |