コンセンサス(納得いくまで話し合います。)

 初めに、ユーザー自身と、きちんと話をします。

 ユーザーから、何を、どうしたいのかを聞き出します。
経験上、現実は、具体的にどうしたいかを正確に伝えられないユーザーの方が大多数です。そこで、実際には、今現在、何に不満を持っているのか?何が嫌なのか?を話して貰います。
 その話の中から、不満の原因となっているトラブルを明らかにしていきます。

具体例:

 発生している症状で、80%位のユーザーのクルマに、どんなトラブルが原因となっているのか?おおよそのことが解ります。もちろん、解らないことも多く、それらのトラブルの場合には、一つ一つ原因となりそうな箇所をチェックし、修理していきます。

 話の進め方としては、「それなら、○○を付けなさい。」というパターンはほとんどありません。原因は、他にあって、チューニングパーツを付けても直らないことが多いのが、実情です。 
 もっとも、「このままでは、いつエンジンが壊れても、仕方がない。」というような”やってはいけないチューニング”になってしまっているユーザーの場合は、別です。「すぐに○○を付けなさい。」そして、「付けるまでは、なるべく乗らないように!ブーストを掛けないように!」とキツく言い渡します。
 つまらない原因で、エンジンを壊してきたユーザーを何人も見てきているので、この辺はかなりキツい口調になります。(プラグのメンテナンスをきちんと行なわなかった為に、エンジンを壊したユーザーさえいます。)

 話は、ユーザーが納得するまで行ないます。ユーザーがもう嫌だと悲鳴をあげる位(?)までしつこく行ないます。
(あるユーザーは、「お客様本意のチューニングショップです。」と言っているショップで、本当にお客様本意のショップを見たことがない!実際行ってみると付けたくもないパーツの取付けを押し付けられる!と言っていましたが、、レーシングアートはどうでしょうか?)