ベスト!コンプレッション値?

 コンプレッション測定は、厳密に条件を一定に保つ必要があります。
 整備書で、測定時のエンジン回転が250rpm以外の時の補正用のグラフを見た事がある人もいると思います。(右図)しかし、バラバラの条件で測定した数値を、単純に補正して比べようとすることは”全く!無意味!!”です。

 繰り返しますが、測定条件が異なるバラバラの測定値を単純に比較することは、正しい(?)エンジニアとは言えません!
といつものように(?)気合いのこもった一言から始まりますが・・このページではあまり硬い事は言いません(?)。

 バックの色でも解るように、このページは楽しんでいってください

 測定条件を一定にした数値をメインで並べていきます。最新のデータでランキングを決定します。(→と言う訳で時々改定する事になります。)なお、測定条件が完全に一定でなければ、参考資料と断って記載します。

 栄えある第一位は、FKさん。3年間で12,069kmとかなり少なめの走行距離です。いつかはチューニングと考えながらも、これぞ!というショップが無かった(?)という理由でここまで完全ノーマルでした。
 丁寧な慣らしときちんとしたメンテナンスが産んだ結果でしょうか?
 羨ましい位の高い数値です。
しか〜し!この数値でさえイチャモン(?)をつけてしまう私です。
 最低最大値の差が、
0.4キロと大きい。もう少しメンテナンス(→主にプラグ交換)に注意していたら・・バキュームホース対策を新車で行なっていたら・・と悔やまれる結果()です。

 二位になっているTDさんは、車検対応マフラーとむき出しエアクリーナーを装着しているのに、燃調やブーストカット対策を行なっていなかったので、最低最大値の差が、0.5キロもあり(?)、非常に残念な結果です??

 三位のKGさんは、数値自体は高いのですが、エンジン回転が高くなってしまっているので、元々のトルクが下がっている危険性もありますが・・走行チェックの結果は、多分(?)大丈夫でした。今のところ特に問題はありません。

 特別賞はオートマで13万キロ以上も走行したYKさんです。メンテナンスはディーラー任せでプラグ交換は数万キロ毎だったようです。
 何故?特別賞かと言うと、ディーラーで”
メーカーリビルトエンジン”の予定が入っていたのに絶対大丈夫な筈だから!と予約をキャンセルさせて、レーシングアートに来て貰って、今はエンジンに何の問題も無く走行しているからです。
 この数値、この走行距離でも、押さえる所を押さえてメンテナンスすれば、『
ほら!大丈夫!!』という良い見本です。なお、リビルトエンジン予約の理由は、アイドル不調でした。もちろん、今は問題ありません。(→エアコンに少々問題が残っているようですが・・)

 参考資料は、レーシングアート作製のセミブリッジエンジンです。バッテリーも古く、エンジンオーバーホール時に貧乏でわがままな(?)ユーザーのリクエストで傷だらけの中古ローターハウジングを使用したせいで、慣らし2,400kmでもフロントとリアの差が大きいのですが、ブリッジポートなのに最大10.5キロを記録しています。
 
本当は、ノーマルポートやサイドポートエンジンであれば、これ以上の数値が出てもおかしくない!という理由がこの数値です。

これ以上の数値を目指して(?)、皆さんも日々精進してください??