車検対応マフラー”のみ”で走っていると・・
クルマの仕様を聞かれて、よく「車検対応マフラー”のみ”のライトチューンです。」と答える人が多い!といつも嘆いている私です。
レーシングアートで作業すれば、排気効率が非常に良好な車検対応マフラーのみで、350馬力前後出す事も充分可能です。(→嫌!それ以上!)
ノーマルの280馬力で、キャーキャー言うくらい速いのに・・それでも、まだライトチューンと言いますか?
仕方が無いので、今回は実際の悪い例を実際に挙げていきましょう!
そのユーザーは、レーシングアートを初めて訪れた時、『車検対応マフラーだけ装着して何も対策していなければ、エンジンを壊すよ!』と折角アドバイスしてあげたのに・・
「飛ばさないように、気を付けて乗りますよ!」と気楽に言って帰りました。
で、ある日、「急にアイドリングが不安定になってきたんです。」と心配そうにやって来ました。
その結果が、以下の物です。
F: 8.8/8.8/8.9
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245rpm
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R: 8.9/8.7/8.9
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245rpm
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18,353km
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F: 8.9/8.9/9.0
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268rpm
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R: 8.4/8.6/8.5
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263rpm
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22,895km
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上段が『気を付けて!!』とアドバイスした時のコンプレッション。
下段がその後、充分気を付けて走ったはずの結果です。(因に本人は、絶対にアクセルをガンと踏まない。高速に乗らない。と私の言い付けを守って、注意していたそうです。)
フロント側は、殆ど変化ありませんが、リア側は三室とも0.5位下がっています。更に細かく見ると、測定時のエンジン回転がトラブル発生後の方が上昇しています。(約20回転)これが、”トルクのないエンジンは測定時のエンジン回転数が上がる!”と言う良い例でしょう。
ほらね!言った通りでしょう!
だから、私のアドバイスを聞いておいた方が良いのです。
私から見れば、素人が”気を付ける運転”なんて、なっちゃいません!
本人は、気を付けているつもりでも、非常に危険な運転をしているものです。
だ・か・ら、気を付けて!って言っているのに・・・・
とにかく、本当に注意してください。
やってはいけないチューニングなら、いとも簡単にエンジンを壊してしまうのです。(→今回の例では、エンジン破損までは行っていませんが、もう安定したアイドリングは戻って来ない!のです。ああ〜あ、勿体無い!!)