クラッチ操作が下手に??

 クラッチマスターシリンダーやレリーズシリンダー内にエアが混入するとクラッチ操作がし難くなって来ます。
 無意識の内にクラッチ操作が嫌い(?)になったり、急な坂道で止まるのが嫌で信号無視に近い運転をしがちです。
 自分の運転をもう一度見直すのも必要かもしれませんね!(→この事が”クルマがおかしくなると運転が下手になる!”という一例かもしれません。)

代表的な症状”は、
1.クラッチの繋がる位置が常に微妙に変化する。
2.クラッチペダルを踏み付けたまま停止していると、時々(チョンチョンと繋がる感覚を受ける。)半クラッチ様の感覚がある。→実際に半クラッチになってしまうこともあります。
3.クラッチ操作が”下手”になって、ノーマルクラッチディスクでも泣きや振動が出易くなってくる。
です。

 FD3Sの場合には、ブレーキとクラッチフルードのリザーブタンクが共通になって、片方にエアが混入すると、必ず両方のエア抜き作業が必要になります。(ブレーキフルード交換時にクラッチの方を行なわないチューニングショップが多いようです。注意しましょうね!
 実際には、FD3Sはブレーキよりクラッチの方がエアが入り易いのです。クラッチ操作がし難くなったら、即エア抜きを行ないましょう!

 他の車輌では、ブレーキが先なのにFDが逆な理由は、現時点では断定は出来ませんが、どうも、リザーブタンクからクラッチマスター間の配管部分でタービンやエンジンの熱の影響を受けて、エアが発生しているような気がします。更に、内部構造の問題なのか(?)エア抜き作業が非常にし辛い(!)ので、充分な技術力と”しつこい(?)”性格のメカニックがいるお店で行なってください。

 レーシングアートでは、将来的に(→と言ってもこの忙しさ!大分先になりそうですが・・)その原因を特定し、レーシングアート独自の対策方法を考えます。それまでは、まめにエア抜きをしましょうね!