分析

レーシングアートでは、分析の結果を重視しています。

 例えば、エンジンオイルやミッションオイルは、経験上信頼性のあるオイルを使用し、ユーザーにも薦めてきました。しかし、新油の分析ももちろんですが、オイル交換時期の決定の為にも、使用後のオイルの分析を行ないます。
 ロータリーエンジン搭載車では、怪しいオイルを使用していると、必ずと言って良い程、痛い目に逢います。
 FC3Sから以降デフやミッションが破損することはほとんどなくなりました。しかし、時々破損させてしまう人が現れます。私の経験から言えば、ほとんどの場合、純正オイル以外のオイルを入れたり、添加剤を入れたりしています。

 その経験で、テストを行ない信頼性のあるオイルしか使用しないようにしていました。そんなことで、高価なエンジンやデフ、ミッションを破損させるのは、愚の骨頂と考えるからです。ちょっと慎重にチョイスすることでそんな無駄な出費をすることなどないし、嫌な思いをすることもありません。

 良く、大小いろいろな自称オイルメーカーも含めてやってきます。しかし、一様に彼等は、こちらが知りたいデータは持ってきません。ただ良いですよ。と言うことだけ。

 最悪なのは、エンジンやデフ、ミッションを破損させる可能性があると伝え、もしダメだったら、保証するか?と脅すと2度と来ません。これは、単純に意地悪かも知れませんが(かなりいい加減な営業マンが来た時に追い返す手なのですが・・)、通常は、レシプロエンジンより、高温になるのが破損の原因と推測されるため、高温でのデータはないのか?と言うと「あります。今度持ってきます。」と言って、2度と現われません。S社(頭文字ではありません。)の営業マンもその一人です。