対策用バキュームホースの選択
例え、走行距離50キロ以内の新車でも、純正のホースをそのまま使用することはありません。
別のページで述べているように・・
通常、クルマに使用されているバキュームホースの材質は、2種類あります。
1.クロロプレンゴム
耐油性は、比較的優秀だが、
耐候性、耐熱性がやや低い。
接着性が比較的優秀。
2.エチレンプロピレンゴム
耐油性に劣る。
耐候性、耐熱性は優れる。
接着性、耐引裂性に劣る。
現在のバキュームホースは、2に変化しています。そのため、過去クルマより漏れ易く、オイルが少しでも回るとブシュブシュと漏れるのです。
接着性が劣るとありますが、実は、比較の問題で全周の一部が内側のパパイプに張り付いてしまい、それ以外では大きく隙間を作ることもあります。
パーツの選択には、かなりの時間とテストが必要です。現在採用してホースも繰り返し繰り返しテストした物ですが、現在でも平行して更に良質なホースをテストしています。
エンジンルーム内に固定して、熱やオイル紫外線を当てながらの耐久性を調べたり、たっぷりのオイルに浸して熱を掛けたり、アルコールやガソリンに浸して観察したり・・・日頃のテストが重要になります。
本やメーカーの能書きを読んでいては、何にも進歩はありません。実際に“自分の目で確かめる”しか方法はないのです。