正確な?アイドル調整方法:エンジン制御の一端を知る??

 きちんとアイドル調整方法は、一部のディーラーでしか行われていないのが実情ですが・・
 ここにヒントが潜んでいる可能性があります。
 以下は、その資料です。他の項目で記載しているアクセルペタペタをきちんと行なってから、実行するマニュアルです。

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A.
まず、ECUのリセットを行ないます。
 1.バッテリーマイナス端子を外します。
 2.ブレーキペダルを数回、充分にゆっくりと踏み込みます。
 ※この方法でコンデンサーなどに残っている電気を放電させるのが目的です。
 3.バッテリー端子を戻します。

B.エンジンを完全に暖気します。
 ※水温90度、オートマミッションはニュートラル或いはPレンジ(=マニュアルミッションはニュートラル)、始動後約1分間は学習しない。


C.次の7パターンの条件で各1分間ずつアイドリングさせて学習させる。
 
1.エアコンオフ+アイドリング、無負荷
 
2.エアコンオフ+アイドリング、無負荷+ヘッドライトオン
 
3.エアコンオフ+アイドリング、無負荷+ヘッドライトオン+ブロア3段
 
4.エアコンオフ+アイドリング、無負荷+ヘッドライトオン+ブロア3段+リアデフロスターオン
 
5.エアコンオン+アイドリング、無負荷+ブロア1段
 
6.エアコンオン+アイドリング、無負荷+ブロア1段+ヘッドライトオン
 
7.エアコンオン+アイドリング、無負荷+ブロア1段+ヘッドライトオン+リアデフロスターオン
・・・
レーシングアートでは、敢えてこの学習方法は取っていませんでした。前にも記載していますが、電気的に完全な状態にしてあげれば、これらの学習は必要無い!という考え方に因るものです。

 この学習方法を見て何か感じませんか?
 他の電気の確認方法でも、修理優先順位でも・・何度となく、ヘッドライトが重要とか・・出ていると思います。
 ヘッドライトを指針にするのは、直感によるものでしたが・・実際にはある程度意味があったと言う事です。

 センサーに送る電圧が12.5Vを切ると、帰ってくる電圧に狂いが生じて正確な判断が出来なくなるために、12.5Vを切ると補正制御が入る事になります。しかし、幾ら無頓着なオーナーでも通常12.5V以下でずっと維持するクルマは殆どありません。
 15分以上4,500rpm以上で走行していると
12.5V以上に上がります。そうするとまた補正が取れて元に戻る。しかし、バッテリーはかなり悪いので、ヘッドライト点灯+エアコン使用の夜の走行ではすぐにまた12.5V以下になる。→また補正が入る。・・・
 補正が何度も入ったり切れたりを繰り返すとその内どちらかで“固定”されて、まともな“速い制御”は出来なくなって、結果的にクルマは遅い状態になってしまう。(=レーシングアートで電気を殆ど直したクルマは、よほどの事が無い限り13.8Vを正確に維持します。その電圧を維持出来ないのは、すなわち既にトラブルを過開けているクルマである!と言う結論になります。)

 レーシングアートで、「魔法だ!」とか?「信じられない?」「何で??」と正規会員の皆さんが驚くのは、これらの“速い制御”を何とか長時間持続させようと努力しているからなのです。

 前にも言いましたが、こんな“魔法”はまともなメカニックであれば誰にでも出来る事で、逆にこんなことも出来ないメカニックはクルマを全く理解していないと言う事になってしまいますよね!