アライメント調整不良の診断

 一般のオーナーであれば、「アライメントや足廻りの事っていまいち解らないな〜?」と言う方が正直な感想でしょう。でも、それで諦めているとその隙間にドンドン悪質業者(?)が入り込んできます。

 「アライメントがきちんと合っているのか?」「足廻りは本当に支払った金額だけの効果があったのか?」本当は気になっているはずです。

 実は、その判断は非常に簡単で簡潔です。

 上の画像は、純正車高調整が装着されている新車購入後8,000km走行したタイヤです。
1.矢印のポッチがまだ残っています。本来、このポッチはもう消えていなければいけないのですが、もっと外側のポッチも残っている事自体も変です。
2.右の青線の範囲では、既にタイヤ表面が溶け始めています。
→でも、アライメント調整後走行距離は50km。走行チェックは夜中が多いので外気温度はせいぜい5度です。おまけにショック本体からオイルが漏れてクレーム交換したばかり・・慣らし運転中です。コーナリングは30km/hのへなちょこ(?)運転をしていただけの状態です。(=よくサーキットに行かないとタイヤが溶けないと勘違いしている人がいますが、そうではありません!→きちんとしたアライメント調整をする事でタイヤにきちんと仕事をして貰い、その結果としてタイヤが溶け始めます。)
なお、内側のポッチは50km走行で既に消え始めています。
3.何よりもステアリングの応答性、路面のインフォメーションが増えます。アライメント調整前には「何だかよく解んない??」と思っていたのが、調整後には「自分で運転している!」事がはっきり解ります。
4.タイヤノイズがすぐに消えます。
アライメント不良では、タイヤがゴロゴロとうるさくて叶いません!適切な調整後にはよっぽどひどいタイヤで無い限り、殆ど聞こえなくなります。
 この消音効果(?)は、10km走らない内に出るので、すぐに判断出来る筈です。

 この事象はあくまで一例です。
でも、あなたが本気で判断する気があれば、どんな作業でも結果は判断出来ます。
結果を判断出来ない作業はどこかでミス手抜きがあると思った方が正しいかもしれませんよ・・・