エアバック関連(60万台4,000番以降)
エアバックモジュールを外して、お気に入りのステアリングに交換!・・・ちょっと待ってください。
現時点のデータで、はっきりした事が言えるのは、60万台の4,000番台以降です。
エアバックを外す場合、繋がっていたカプラーに付属で付いている電気抵抗を取り付けて信号をごまかす事になっています。エアバックが搭載された当初は特に大きな問題も無かったと考えていました。
ところが・・・
昨年、FD3S-604000番以降の2台の車両で全く同じトラブルが生じました。
症状は:
1.アクセルオフでのアフターファイヤーが多い。
2.燃費が低下。
3.パワー低下。
4.排気ガスが臭い。
5.突然、エンジンの始動が出来なくなる。
現時点で大幅な悪影響は確認されていませんが、これらの症状は5を除いて典型的な電気系統のトラブルに共通の症状です。(=レーシングアートで電気系統の修理途中のオーナーは幸いな事にあまり経験しない事ですが・・・)
このまま放置すれば、ドンドンクルマの調子を落として行くのは必死です。
そのため、レーシングアートのユーザーにはFD3S-604000番以降では絶対にエアバックを外さないように!となっています。
では、それ以前では安全か?と言うとそうでもなさそうなのです。
40万台後半のクルマで純正装着のエアバックステアリングの皮がめくれてきたので、50万台のエアバックステアリングに交換する作業を行ないました。
その結果は、604000番以降と“同じような回復”を示しました。実は、このクルマは新車購入時ディーラーで何か?色々と作業を行なっている“痕”が幾つも見つかっているクルマなのです。
現在は、殆ど問題のないような状態まで戻ってきていますが・・もしかするとエアバックも?と感じざるを得ませんでした。(=そう言えば、ステアリング交換時にカプラー部分は悪い外し方をした経歴が残っていました。)
現時点では、40万台でのエアバック取り外しは“禁止!”までは行っていませんが、もしステアリングを交換していて、電気的なトラブルが出るようなら・・少し考え直して貰った方が良さそうですね。