冷却水漏れ修理

 正常な場合を先に述べておきましょうね!
1.ラジエターキャップのエンジン側(→サーモスタットカバー=アルミベース、10万台のごく初期のみプラスチック製ベースを使用)の方は、口すれすれから、5〜15mmで収まり、狭くなっている部分が浸っている状態。
 
エンジン側奥に見える直径6mmの穴が水面より出ていれば、それでオーバーヒート決定!!
2.エアセパレータータンク側(→黒いプラスチック製)は、くびれ部分が浸っている状態で殆ど減らない。
 
くびれ上面から5mm以上減っていれば、オーバーヒート決定!!

 これ以外は、全て“異常”です!ただし初めて点検した時は、除外します。初めて調べたら、減っているのが当たり前?
 今まで、点検しなかったあなたが悪い!!→でも、「今後は気を付けてね!」って事です。

 特に、かなり減っている人は3回くらいまでは、少しずつ回復してくるので、焦らずじっくり観察しましょう!

 困るのは・・・
 何度やっても、やっても・・減っている人!特に、今日は
20mm、今日は50mm、「えっ!!水面が見えない!!!」って人達です。
 残念ながら・・・
 結構キテます!!

 この状態のまま、スポーツ走行を行なうのは命取り(?)です。殆どの場合で、第二段階まで全ての部分から漏れます。

 それでも、少しだけ救いになるのは(→本人にとっては、あまり嬉しくないかも??)電気系統のトラブルがゼロであれば、冷却水を補充しながらスポーツ走行を行なったとしても、エンジンのハウジングが歪んで、ハウジング間から水が漏れるまで、約1年半は行けます。(→その場合でも、エンジンは少し回転が重く、掛かり難いだけです。パワーダウンも少しだけ(?)って感じです。

 因みに、レーシングアートで対策した正常なクルマは・・・
9月上旬の箱根で・・・
少しアクセルを抜いて下り、下った直線で“エィ!”ってアクセルを踏んでも、ブーストは0.55キロ以上上がらない!
・・・・勘の良い人なら、もうお解りですか?=水温が低過ぎて、フィードバックが掛かり、ブーストが上がらない(!)って事です!
 ラジエターを触ると、冷た〜い!
 そんな経験をした事がない人は残念ながら、多少なりともオーバーヒートって事ですか??