バサーストRのページです。
限定車で発売したバサーストR(→正確な名称を知りませんが・・)は、メーカー純正の車高調整式になっていますが、問題があります。
1.車高を調整するのに、ショック及びスプリングセットを取外さないと調整出来ない!→車高調整式の意味がないのでは??
2.車高は最低にしたとしても、ノーマルより下げる事はできない!(→場合によってはノーマルより高くなってしまう。)車高が高い事が悪い事ではありませんが、あまりにも高いので、ダートラ用の足ですか?と言いたい気分です。
3.車高を調整する時に、スプリングの位置を考えて、厳密に設定しないと車輌に装着出来なくなる!→一応取付けの説明文がショックに付いていますが、はて?これで理解出来るの?
4.スプリングのレートが中途半端(=ノーマルよりやや硬め)で、将来的に交換する羽目になりそうだが、内径90mmの為市販の直巻で対応出来ない。中途半端とは、もう少し柔らかいままでも良かったのでは?と言う意味です。
5.ディーラーオプションになっているのか?はっきりしないが、現在までに扱った2台ともキャンバーがポジティブになっていた。→今どきファミリーカーでもあり得ない!不思議な設定。
6.更に2台ともかなりのトーインに設定されていた。→コーナリングが不安定になり、恐くて踏めない筈!→ノーマルの元の設定に戻して!!
以上のことから、メーカー純正車高調整の意味が見当たらない!が、しかし、ショックの減衰力のバランスは、歴代のFD3S中一番良くなっている。
このことはつまり、スプリングの交換や加工(→決してやりたくはないが・・)及び、アライメントと適正な調整により、もっとも優れたノーマルFD3Sになりうるということを意味している。
以上が、現時点でのレーシングアートの感想です。
実際、車高調整、アライメント調整により、全く異なるコーナリングを示す事を確認しています。
その性能は、高価でいい加減なアフターパーツのショックを軽〜く凌ぎます。だから、そのまま乗り続けてください。
そしてもし、きちんとした性能を引き出したければ、車高調整及びアライメント調整を行ないましょう!
ここから警告!
でも、断っておきますが、ある程度(?)きちんとしたディーラーで作業したと思われるこの2台です。
街のノウハウを持たないショップで作業するのは自殺行為だ!とだけは言っておきましょう。
作業は非常に困難で難しい物になります。一発で理想的な車高にする必要があり、アライメントも簡単には決まりません!
そこの部分が理解出来ないオーナーは決して作業しないでください!これは本当に自殺行為になります。(=命の危険がある結果になる事が充分予測されます!)
でも、やるのはオーナー自身の責任ですから、警告を無視して怪し気なショップで作業して、その結果、死のうが半身不髄になろうが、もちろんレーシングアートの責任では無い事は明白です。
私はちゃんと警告しましたよ!とだけは、ちゃんと記憶しておいてください。ね!!
余談ですが・・・
最近、新規来店し”初期点検”を行なったFD3Sは、リアのショック下側のナットが左は完全に緩んでいましたし、右側は無くなっていました!!(→トントントンとリズミカルに段差がある道路を駆け抜けるとすぐにショックが外れて、リア側が亀の子状態になり、何も出来ないままアウト側へ吹っ飛んだ事でしょうね!)
これは本当に危険な事(→本当に死ぬ可能性が大でした。)ですが・・
これ位のトラブルはしょっちゅうです。
あまりに多いので、私自身もあまり驚かなくなっています。
でも、こんな状態のクルマを私は絶対に試乗チェックはしませんよ!必ず初期点検で確認し、増し締めした後でしか、そんなクルマには乗りません!
皆さんはあまりに身の危険に対して無防備過ぎます。自分のクルマがどれ程危険な状態なのかを知らないまま、平気で乗っている。
そんな人達は、例え、死亡事故や大怪我をしても、気付くことはないだろうと思います。自分がそんな目にあったのが、誰かいい加減なメカニック(=ショップ)のせいだとは・・・
本当に安全に乗りたい人だけ、レーシングアートの初期点検を受けにくれば良いと考えています。(→少し厳し過ぎるかもしれませんが、それ程頻度が高いと思ってください。)
と言う事で、結局、激高モードに変身してしまった私でした。・・・