完璧冷却系正常FD
実は、あまり知らない方が良いかもしれません???
と言うのも、この真実を知っても一般オーナーには、「にわかには信じられない!」と言う感想を持たれる方が“自然(?)”と考えるからです。
どこかの個人BBSで、最近レーシングアートで完璧な冷却系の修理が終わった典型的なフランシーヌ(?)のユーザーが、一生懸命「凄〜く、冷えるんだー!」とわめいて(?)いるのを見掛けましたが・・・所詮、経験した事にない人に理解出来るはずはありません。(→全く無駄な努力です!諦めましょう!)
何故なら、私自身もつい先日までは、そんな風になるとは考えてもいなかったのです。それを経験するまでは、・・・50万台以降のラジエターコアの厚みが25mmから27mmになって、クーラントの冷却効果を高めた・・・と言う記述が50万台のカタログに載った時、鼻で笑って『全く!!メーカーなんて何も解ってない!』と思ったものでした。
ところが、今では、『あらっ!マツダさんごめんね!!私が解っていませんでした。』と言う気持ちになります。
実際、外気温10度前後になると、エンジンがきちんと温度が上がるまで、そっと走行していても、20分以上掛かります。
その時の水温は、サーモカバー部分で82度以下です。(=もちろん、エアコンオフ)
気温が15〜20度なら、15分以上走ってから長めの渋滞にはまると、95度が上限です。
完璧な水漏れ修理作業直後で、まだエア抜きが完全に終わっていないクルマだと97度(=エアコンオフでファンが回り始める温度→この温度はエンジンリアハウジング側の温度ですが、そんなにすれないので自分の後付け温度計がどれくらいずれているのかを知る目安になります。→結構正確ですよ!)になる事もありますが・・・
ファンが回り出して、数秒で80度台に下がります。
おまけに・・・完璧冷却系FDでは、エンジンを幾ら暖気してもヒーターが効かない!
外気温10度くらいでこんな調子ですから、真冬のヒーターは全く効かない!レーシングアートで完璧冷却系修理を行なった人が「ヒーターが効かないんですけど・・・」ってクレームに来てしまうと今から心配です・・・????
まあ、オーバーヒートで悩み続けているオーナーにとっては、「何言ってやがる!!」「ほら吹き(?)ショップめ!!」って事になるのでしょうね!
でも、それが事実であって・・・知れば簡単!
どうしよう???冷え過ぎちゃうよ!!困った!困った!!とニコニコしながら、言っているオーナーがドンドン急増中です!